脳ドックについて
脳ドックとは、主に脳の健康診断のことを言います。
診断内容としては、頭部MR検査(磁気の働きを利用して、造影剤やX線を使わずに調べることが可能。人体に優しく、安全な検査)をはじめ、血液検査、心電図検査、頸動脈エコーなどを行います。これらの検査をすることで、主に脳血管疾患の発症を未然に防ぐことができるほか、脳の萎縮の程度を調べてアルツハイマー型認知症を発見することも可能ですので、早期の治療に結び付けたい方にとってはお勧めの検査です。
脳ドックプラン・料金についてはこちらからご確認下さい。
お電話:048-878-7777 にてご予約を受け付けております。
問診票を印刷してご記入の上お持ちいただきますと受付がスムーズです。
問診票(MRI検査説明書)はこちら≫
脳ドックで行う主な検査内容について
- MR検査(MRI、MRA)
- MRI※1 は脳の断層撮影であり、脳実質と頸椎の状態をみます。脳腫瘍や脳梗塞、頸椎脊柱管狭窄などがわかります。MRA※2 では、脳血管撮影を行い、脳動脈瘤や脳動脈狭窄などの有無がわかります。
- 血液検査
- 糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの有無を調べます。これらは、高血圧症とともに脳 卒中の危険因子として重要です。
- 心電図検査
- 脳梗塞に関連する不整脈(心房細動など)を発見するのかが主な目的です。
- 頸動脈エコー
- 頸動脈の血管にコレステロールが沈着していないか、動脈硬化をきたしていないか、などを調べます。
※1 MRI
MRI(磁気共鳴画像)とは、強力な磁場の中に体を入れ、強い磁気と電波を使って体の内部(臓器や血管)を撮像する検査機器です。脳神経外科では、主に脳や脊髄などに生じた病変の診断を行います。症状がまだ現れていない初期の脳梗塞や脳動脈瘤などが診断でき、脳疾患(脳梗塞、脳出血、脳血管病変、脳変性疾患、脳腫瘍など)の早期発見・予防に役立ちます。
※2 MRA
MRA(磁気共鳴血管画像)とは、MRIと同様の検査機器で行います。ただ造影剤は使用せず、脳に磁気を当ててコンピュータで画像化し、血管のみを画像として映し出します。頭蓋骨の中の血管も見ることができます。
脳ドックを受けることによる利点
脳ドックを受けることで、思いもしなかった疾患が見つかりはしたものの、早めの治療を施すことができたというケースがこれまでもいくつもありました。脳ドックを受けたこと で得られる利点をいくつか紹介します。
脳血管疾患の早期発見
近年、死亡する割合は減少したものの、脳血管疾患(脳動脈に異常が起きることが原因でおこる病気の総称)の患者数自体は減少していません。
医療の進歩で、命を取り留めることができたとしても、後遺症が残り、日常生活に支障をきたすケースが少なくありませんので、とても危険度の高い疾患です。
しかし、「脳ドック」で発見できた病状については早期治療を行うことで、重篤な状態は未 然に防ぐことが可能です。
アルツハイマー型認知症の早期発見
85 歳以上の3人に1人が認知症とも言われ、介護をする家族の負担になるだけでなく、社会的にも大きな問題となっています。認知症のなかで、7割程度を占めるのがアルツハイマー型認知症です。明確な原因はわかっていませんが、脳ドックを行えば脳の萎縮の程度を確認することができます。そのため、早めにその兆候を知って対策を講じることができれば、病気の進行を遅らせ、時に改善させることも可能になってきています。
脳ドックを受診することができない方
次に該当する方の場合、検査ができないことがあります。
- 心臓ペースメーカーを使用されている方
- 動脈瘤クリップを使用されている方
- 妊娠4ヶ月以内の方
- 人工内耳を埋め込まれている方
- ステントを入れて3ヶ月未満の方
- 金属製の人工心臓弁を使用されている方 など
料金表
脳ドック料金表
2018年4月現在の価格です。(全て税込)
ベーシック
頭部MRI・MRA、心電図、神経学的診察
24,000円
スタンダード
ベーシック+頸部MRA、採血、採尿
32,000円
プレミアム
スタンダード+頸動脈エコー
40,000円
エグゼクティブ
プレミアム+認知症チェック(VSRD、MMSE)、身体測定
52,000円
その他
2018年4月現在の価格です。(全て税込)
脊髄ドック
頸椎・胸椎・腰椎MRI
30,000円
血管年齢(CABI)
3,000円
骨密度(DEXA)
5,000円
認知症チェック(VSRD、MMSE)
8,000円
- MRI、CTの即日検査・診断を心がけております
※混雑状況により翌診療日以降となる場合がございます